
みなさま、日々のあれこれお疲れさまです。
「西森博之先生の作品が好き」
「笑える学園漫画を読みたい」
「気軽に読めて、登場人物がみんな好きになれる作品を探している」
そんな人におすすめなのが『お茶にごす。』です。
『今日から俺は!!』『天使な小生意気』で知られる西森博之先生が描く、茶道部を舞台にした学園コメディ。
主人公は「悪魔(デビル)まークン」と恐れられる最強の不良ですが、高校では平和に暮らしたいと本気で考えています。
その願いから茶道部へ入部するという意外すぎる始まりが、この作品らしさ全開です。
笑える場面が多い一方で、少しずつ人との関わり方を覚えていく主人公の変化も見どころ。
休日にのんびり漫画を読みたい時や、クスッと笑って気分転換したい時にぴったりの作品です。

笑いたい人、癒されたい人、元気がほしい人、優しくなりたい人…ぜひ読んでみて。
『お茶にごす。』ってどんな漫画?
『お茶にごす。』は、西森博之先生による学園コメディ漫画です。
2007年から2009年まで『週刊少年サンデー』で連載され、全11巻で完結しています。
主人公の船橋雅矢は、見た目が怖すぎるせいで「悪魔(デビル)まークン」と呼ばれる高校一年生。
本人は争いごとを避けたいと思っているのに、歩いているだけでケンカを売られ、周囲からも怖がられてしまいます。
そんな雅矢が「優しい人間になりたい」と考えて入部したのが、まさかの茶道部。
静かな和室で正座をし、お茶を点てるという環境は、これまでの雅矢とは真逆です。
でも、そのギャップこそがこの作品最大の面白さ。
正座が苦手で足がしびれたり、無の境地に到達するために座禅をしたり、不良漫画ではなかなか見られない光景が盛りだくさんです。

「不良×茶道」という異色の組み合わせ。暴力という負の連鎖から抜け出そうと奮闘する青少年の、青春コメディ漫画。ドラマ化もされてるよ。
『お茶にごす。』の魅力
この作品の見どころは、雅矢が「ムカつく奴をぶっ飛ばす」と「優しい人になりたい」の間で葛藤し、茶道部部長・姉崎奈緒美との出会いがきっかけで成長していく姿です。
雅矢は顔を見ただけで相手が逃げ出すほどの迫力があります。(何もしてないのに背景が禍々しいのがデフォルト)
そして西森作品の主人公らしく、喧嘩も最強。
でも、その思考はシンプルです。
会ったばかりの人でも、その人が辛い思いをしているなら代わりに復讐する。
赤の他人でも、頼られれば見過ごさない。
「優しい人」になるため、「皆と仲良く平和に過ごす」ために、とにかく一生懸命です。
平和的選択を選んだつもりが、どこかズレたやり方でやっぱり周囲に恐れられてしまうという雅矢に、笑ったり胸を打たれたり…。
そして何と言っても物語に欠かせないキャラクターが、(皆欠かせないんですが)「開架高校の良心」と呼ばれる姉崎部長です。
彼女は、部活動勧誘会の場に立っているだけで周囲に恐れられる雅矢を、震えながらも分け隔てなく茶道部へ勧誘します。
茶道部に入部した雅矢は、「部長をがっかりさせたくない」という気持ちが少しずつ大きくなっていき、昔なら拳で終わらせていた場面でも一度立ち止まって考えるようになります。
周囲は「どうせケンカになる」と思っていますが、姉崎部長はずっと雅矢を信じ続けます。
もちろん、西森作品らしい笑いと癒しも健在です。
雅矢の親友・ヤーマダ(山田)とのやり取りは、何気ない会話だけでも笑わせてくれます。
何より茶道部のメンバーが面白い&可愛いので、部活動中のやりとりにほんわかします。
姉崎部長を始め、雅矢に「狂犬」と恐れられる夏帆ちゃんなど女子部員がとても愉快で可愛い。
顧問の先生も最初はイラッとするけど、なかなか憎めない奴です。
耳かきのような茶具を前にみんなが好き勝手な感想を言い始めたり、お茶の世界を理解しようとして妙な方向へ話が進んだりと、一般的なイメージの茶道部とは思えない賑やかさがあります。
それでも、ふざけるだけでは終わりません。
平和に生きるために葛藤する雅矢。
相棒として迷わず雅矢の味方に立つヤーマダ。
天然で穏やか、でも芯は強くてブレない部長。
自分の短気さに悩むけど、実は優しい夏帆ちゃん。
みんな魅力たっぷりのキャラクターです。
西森作品ではおなじみですが、悪役にもどこか抜けた部分があります。
怖そうに登場した人物が、数話後には笑い担当になっていることも珍しくないです。

シリアスになりすぎず、最後まで読み進められる作品。
こんな人におすすめ
『お茶にごす。』は、こんな人におすすめです。
- 気軽な学園コメディを読みたい人
- 不良漫画は好きだけど、殺伐とした展開は苦手な人
- 登場人物同士の愉快な掛け合いを楽しみたい人
- 一気読みできる漫画を探している人
全11巻で完結しているので、一気読みもしやすい作品です。

笑える話が続きながらも、雅矢が悩みながら変わっていく様子を最後まで見届けたくなる。
個人的な評価
個人的にはこんな評価です。
西森作品の中で一番好きかもしれません。
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 笑える | ★★★★★ |
| 気軽さ | ★★★★★ |
| 青春 | ★★★★☆ |
| キャラクターの魅力 | ★★★★★ |
| 読みやすさ | ★★★★★ |
| 恋愛要素 | ★★★☆☆ |
| おすすめ度 | ★★★★★ |
不良漫画でありながら、茶道部という珍しい組み合わせがしっかり成立していて、「次はどんな騒動になるんだろう」とページをめくる手が止まらなくなる作品です。

西森博之先生らしいテンポの良い会話と、クセ強なキャラクターが最後まで全く飽きない。間延びもなし。
作品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | お茶にごす。 |
| 作者 | 西森博之 |
| 出版社 | 小学館 |
| 掲載誌 | 週刊少年サンデー |
| 連載期間 | 2007年〜2009年 |
| 巻数 | 全11巻(完結) |
| ジャンル | 学園・青春・コメディ・不良漫画・茶道 |

ドラマ版もあるのでぜひチェックしてみてね。
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