漫画『トクサツガガガ』を3巻まで読んで|オタクOLの日常と「好き」を語れる楽しさがリアル

みなさま、毎日のあれこれお疲れさまです。

好きな漫画やドラマを観たあと、「誰かとこの作品について話したい!」と思うことってありませんか。
SNSで感想を探したり、レビューを読んだりするのも楽しいけれど、同じ作品が好きな人と直接話す時間はまたちょっと違います。
そんな「好きなものがある日常」そのものを楽しめる漫画が、丹羽庭先生の『トクサツガガガ』です。
主人公は、特撮が大好きな会社員・仲村叶。
でも、職場では特撮オタクであることを隠して生活しています。
今回は全20巻のうち、3巻まで読んだ時点で感じた魅力を中心にご紹介します。
特撮に詳しくなくても、漫画やアニメ、ドラマ、映画など、好きな作品がある人なら「この感じ、分かるかも」と思える場面が見つかるかもしれません。
「自分はゆるく推す派だけど、ちょっとガチのオタクの生活をのぞいてみたい」という人にもおすすめです。
休日に好きな飲み物やお菓子を用意して、オタクの日常をのんびり眺めたい時に読んでみてください。

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ドラマ版にもなっている人気シリーズの漫画を3巻まで読んだよ。推し活に興味がある人なら楽しめそう。

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『トクサツガガガ』ってどんな漫画?

『トクサツガガガ』は、丹羽庭先生によるコメディ漫画です。
主人公の仲村叶は26歳の会社員。
職場では女子力が高いと思われていますが、実は特撮作品が大好きな「特オタ」です。
そんな仲村さんには、かなり大きな悩みがあります。
職場の人たちに、自分が特撮オタクだと知られたくない。
そのため、人目につかない場所にあるカプセルトイを探したり、一人カラオケで特撮ソングを歌ったりしながら、ひっそり趣味を楽しんでいます。
「好きなものを普通に楽しみたいだけなのに、周囲には知られたくない。」
この絶妙な苦労が、かなり細かく描かれています。
でも、ずっと一人で特撮を楽しんでいるわけではありません。
同じ特撮好きの吉田さんと出会ったり、女児向けアニメが好きな強面の青年・任侠さんと知り合ったり。

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3巻まででも、好きなものをきっかけに仲村さんの人間関係が少しずつ広がっていく様子が面白い。

オタクの日常がリアルすぎる『トクサツガガガ』の魅力

好きなのに堂々と「好き」と言えない仲村さん

『トクサツガガガ』でまず面白かったのが、オタクの日常の細かさです。
仲村さんは特撮が大好き。
でも、会社ではその趣味を隠しています。
カプセルトイを回すだけでも人目が気になる。
カラオケへ行っても、会社の人がいるところでは好きな特撮ソングを自由に歌えない。
休日の過ごし方についても、どこまで話していいのか考えてしまう。
趣味そのものより、「好きなものを隠しながら普通に生活する苦労」が細かく描かれているのが面白いところです。
オタクであることを周囲に話すかどうかも、単純に「言えばいいじゃん」では片づけられません。
3巻では、周囲から「気にしない」と言われても特撮好きを話せない仲村さんの気持ちにも踏み込んでいきます。
好きなものは楽しい。
でも、それを誰にどこまで見せるかは別の話。
そんな微妙な距離感まで描かれています。

吉田さんと「生の感想」を話したい

特に好きだったのが、同じ特撮オタクの吉田さんとのやりとりです。
中でも印象に残ったのが、仲村さんが映画を観たあとのエピソード。
吉田さんは、映画を観終わった仲村さんと直接会おうとします。
ネット上の感想や評価をたくさん読んだり、自分で感想を書いたりするだけでは足りない。
今観た人の感想を、その場で聞きたい。
この感覚が、めちゃめちゃオタクらしくて好きな場面です。
好きな作品を観たあとって、誰かの感想が気になるんですよね。
「あの場面どう思った?」
「あそこ良かったよね。」
そんな話をするだけなのに、気づいたらかなり時間が経っていることもあります。
作品そのものを観る時間だけではなく、観たあとに誰かと話す時間まで含めて趣味になる。
『トクサツガガガ』には、そんな楽しさがあります。

一緒に買い物へ行っても、それぞれ好きに見る距離感

オタク友達との距離感も好きなところです。
一緒に趣味の買い物へ出かけたからといって、ずっと隣にいる必要はありません。
お店に入ったら、それぞれ自分が見たいものを見る。
そして必要になったら合流する。
同じものが好きだからこそ、相手がじっくり見たい気持ちも分かっている。
べったり一緒に行動するわけではない、この感じがかなり好きです。
同じ趣味の友達ができる楽しさを描きながらも、「何でも一緒にやろう」という関係ではありません。
それぞれ自分の好きなものを楽しんで、話したい時には話す。
このくらいの距離感も心地よく描かれています。

違う趣味の人と付き合うと、自分の世界も少し広がる

一方で、『トクサツガガガ』は「オタク仲間だけが分かってくれる」という話でもありません。
ここも好きだったところです。
仲村さんが、普段の自分ならあまり選ばなそうなおしゃれなカフェへ行く場面があります。
そこで目にしたインテリアが、やがて自宅でフィギュアを飾る時の工夫につながっていきます。
実際に、フィギュアの飾り棚をDIYしたり、デジカメで撮影したりするエピソードが登場します。
自分とは違う趣味や感覚を持っている人と付き合った経験が、巡り巡って自分の趣味にも戻ってくる。
この流れがかなり好きです。
同じ趣味の友達とは、好きな作品について思いきり話せる。
違う趣味の友達からは、自分だけでは知らなかったものに出会える。
どちらかだけではなく、両方が仲村さんの生活を少しずつ広げていきます。

好きなものを楽しむ人たちが少しずつつながっていく

もう一人、好きになったキャラクターが任侠さんです。
強面の見た目とは裏腹に、好きなのは女児向けアニメの『ラブキュート』。
仲村さんとは好きな作品のジャンルこそ違いますが、周囲の目を気にしながら好きなものを楽しんでいるという部分では重なるところがあります。
『トクサツガガガ』を読んで面白かったのは、仲村さんの周りに「同じものが好きな人」だけが集まっていくわけではないことです。
特撮が好きな人。
別のジャンルが好きな人。
オタクではない人。
いろいろな人との付き合いがあり、その中で仲村さんの世界が少しずつ広がっていきます。
最近の言葉なら「推し活」に近い部分もありますが、この漫画で描かれる楽しさはかなり日常的です。
好きな作品を観る。
好きなキャラクターについて考える。
誰かと感想を話す。
趣味のものを買いに行く。
買ったものを自分の部屋に飾る。
推しから特別扱いされたり、推しとの恋愛を想像したりするのではなく、好きなものがある「こちら側」の暮らしが面白い。
そこが『トクサツガガガ』で一番好きなところです。

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同じジャンルのオタク仲間ができるのも嬉しいけど、他ジャンルの「好き」の瞬間に共感できる仲村さんが良いキャラ。

こんな人におすすめ

『トクサツガガガ』は、特撮が好きな人だけの漫画ではありません。
もちろん特撮を知っていると楽しめる部分はありますが、中心にあるのは仲村さんたちの趣味と日常です。
特に、

・漫画やアニメ、ドラマ、映画など好きな作品がある
・作品を観たあとに人の感想を読むのが好き
・好きな作品について誰かと話すのが好き
・趣味の買い物をする時間が好き
・オタク友達とのやりとりを描いた漫画が読みたい
・推し活に興味がある
・日常系のコメディが好き

という人におすすめです。
好きな作品を観て、「このキャラクター好きだな」と思う。
誰かの感想を読んだり、自分でも話したくなったりする。
気に入ったものがあれば買って、自分の部屋に飾る。
そんな小さなことだけでも、趣味の時間は十分楽しい。
『トクサツガガガ』を読んでいると、そんな当たり前の楽しさを思い出します。

むー
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「推し活って、何をすればいいんだろう」と思っている人にも読みやすいと思う。

まとめ

『トクサツガガガ』を3巻まで読んで特に好きだったのは、特撮そのものよりも、好きなものを持っている人たちの日常が細かく描かれているところでした。
会社では趣味を隠している仲村さん。
同じ特撮好きの吉田さんと、作品について話す時間。
趣味の買い物へ一緒に出かけても、それぞれ好きに店内を見る距離感。
違う趣味を持つ人との付き合いから、自分では知らなかった楽しみ方を知ること。
「同じ趣味の人に出会えてよかった」で終わるのではなく、違うものが好きな人と付き合うことでも、自分の世界が少し広がっていくところが好きです。
好きな漫画を読む。
お気に入りのキャラクターについて考える。
誰かと「あの場面良かったよね」と話す。
たまに欲しいものを買う。
そんな小さな趣味がひとつあるだけでも、普段の生活には楽しみが増えます。

むー
むー

まだ3巻までなので、この先仲村さんたちの趣味や人間関係がどう広がっていくのか。続きをのんびり読んでいきたくなる漫画。

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個人的な評価(3巻まで)

項目評価ひとこと
癒し★★★★☆好きなものを楽しむ日常や友達とのやりとりが楽しい
コメディ★★★★★隠れオタクならではの細かな苦労が笑いにつながる
気軽さ★★★★★1話ごとに日常の出来事が描かれ、少しずつ読みやすい
オタク共感度★★★★★感想を語りたい、買い物をしたい、趣味を隠したいなど描写が細かい
おすすめ★★★★★特撮に詳しくなくても「好きなものがある日常」を楽しめる

作品情報

項目内容
作品名トクサツガガガ
作者丹羽庭
出版社小学館
掲載誌ビッグコミックスピリッツ
レーベルビッグコミックス
ジャンルギャグ・コメディ
巻数全20巻・完結
第1巻発売2015年2月
主人公仲村叶
主人公の趣味特撮
今回の記事1〜3巻まで読了時点
はむ
はむ

推し活の世界をのぞいてみたい人、ぜひ読んでみてね。

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