映画『めがね』を紹介|海辺でのんびり「たそがれる」時間を楽しむ、何も起こらない休日映画

みなさま、お疲れさまです。

「今日はあまり頭を使わず、のんびり映画を観たい」
「きれいな海や、おいしそうな食事を眺めながら過ごしたい」
そんな日におすすめしたいのが、荻上直子監督の映画『めがね』です。
舞台は、春の南の海辺。
大きな旅行カバンを持ってやってきたタエコは、小さな宿「ハマダ」に滞在することになります。
そこで待っていたのは、宿の主人・ユージや高校教師のハルナ、毎年春になるとやってきて浜辺でかき氷を作るサクラなど、ちょっと不思議な人たち。
朝になるとみんなで「メルシー体操」をして、ごはんを食べて、海を眺めて「たそがれる」。
何か大きな目的を達成するのではなく、何もしない時間そのものをじっくり眺めるような映画です。
きれいな海を眺めたい人、料理が登場する映画が好きな人、『かもめ食堂』のゆったりしたテンポが好きな人にもおすすめです。

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休日の午後に飲み物とお菓子を用意して、ソファでだらっとしながら観るのにもぴったり。予定を詰め込まずに過ごしたい休日に観たくなる一本。

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『めがね』ってどんな映画?

『めがね』は、『かもめ食堂』の荻上直子監督が脚本・監督を務め、2007年に公開された映画です。
主人公は、小林聡美さん演じるタエコ。
携帯電話がつながらない場所を求めてやってきたタエコは、海辺にある小さな宿「ハマダ」に滞在します。
ところが、宿での過ごし方はタエコが思い描いていたものとはかなり違います。
宿の主人・ユージがいて、そこへ高校教師のハルナがやってきて、毎年春になると現れるサクラもいる。
サクラは浜辺でかき氷を作り、朝になるとみんなで独特な「メルシー体操」。
最初のタエコは、そんな人たちとの距離感や、「たそがれる」という過ごし方になかなか馴染めません。
一度は別の宿へ移ろうとするほどです。
でも、ハマダで食事をしたり、海辺で時間を過ごしたりするうちに、タエコの過ごし方にも少しずつ変化が出てきます。
面白いのは、タエコが何から逃れてこの場所へやってきたのかを、映画が細かく説明しないこと。
登場人物同士の関係についても、すべてに明確な説明が用意されているわけではありません。
その代わりに映し出されるのが、海や食事、体操、会話、ぼんやりと過ぎていく時間に癒されます。

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ストーリーを追いかけるというより、タエコと一緒にこの場所で数日間を過ごすような作品。

『めがね』の魅力

この映画で特に好きなのが、みんなで海辺に座ってビールを飲む場面です。
青い海を目の前にして、それぞれが椅子に座ってビールを飲む。
何かものすごい出来事が起こるわけでも、重要な話し合いが始まるわけでもありません。
ただ海があって、ビールがあって、そこに何人かの人がいる。
『めがね』を観ていると、こういう時間がめちゃめちゃ贅沢に見えてきます。
観光地を忙しく巡る旅行も楽しいですが、海を見ながらビールを飲んで、あとは何もしない。
「こんな休日を過ごしてみたい」と思わせてくれる場面です。

そして、もうひとつ好きなのがサクラのかき氷を食べる場面。
サクラは春になるとこの場所へやってきて、浜辺でかき氷を作ります。
最初はその独特な空気に距離を置いていたタエコも、やがてサクラのかき氷を食べることに。
サウンドトラックにも「タエコ、はじめてのかき氷」「サクラのかき氷」という曲名があり、この場面が作品の中できちんと位置づけられていることが分かります。
海辺で食べるシンプルなかき氷。
その場に人が集まり、一緒に食べている光景まで含めておいしそうに見えます。
さらに『めがね』は、食事の場面がかなり魅力的。
宿「ハマダ」の朝食をはじめ、焼き魚や卵料理、野菜のおかずなどが食卓に並びます。
料理を担当したのは、『かもめ食堂』でも知られるフードスタイリストの飯島奈美さんです。

そして忘れられないのが「メルシー体操」。
朝の浜辺でサクラを中心に行われる、なんとも説明しにくい独特な体操です。
最初はタエコと同じように「何をしているんだろう」と眺めてしまうのに、何度も登場するうちに、この場所の日常として馴染んできます。

海辺で体操をして、ごはんを食べて、かき氷を食べて、ビールを飲む。
こうして並べてみても、本当に大事件がありません。
でも、それが『めがね』の魅力です。

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「何かしなければ」って思わないで、画面に流れる時間をそのまま楽しめる。

こんな人におすすめ

『めがね』は、ストーリーの起伏よりも、作品全体の空気や日常を楽しむ映画が好きな人におすすめです。

特に、

・『かもめ食堂』が好き
・海がきれいな映画を観たい
・料理や食事のシーンが好き
・大事件が起こらない映画が好き
・旅行気分を味わいたい
・静かな会話を楽しみたい
・何もしない休日が好き

という人にはかなり相性のいい作品。
反対に、テンポの速い展開や大きな事件、分かりやすい起承転結を求めている時には、かなりゆっくり感じるかもしれません。
だからこそ、観るタイミングも大事。
忙しい平日の合間より、予定のない休日の午後がおすすめです。
冷たい飲み物を用意して、できれば時間を気にせず。
観終わったあとも予定を入れず、そのまま少し「たそがれる」くらいがちょうどいい映画です。

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映画『かもめ食堂』もおすすめ。ぜひ。

映画『かもめ食堂』を紹介|フィンランドの小さな食堂で過ごす、のんびりした102分
フィンランドで食堂を営む主人公の物語。インテリア、料理、会話をゆったり楽しめる癒し映画。

個人的な評価

項目評価ひとこと
癒し度★★★★★海、食事、静かな会話をのんびり眺められます。
気軽さ★★★★☆難しい設定はないものの、かなりゆっくりしたテンポです。
旅気分★★★★★南の海辺で過ごしているような景色を楽しめます。
料理を楽しめる度★★★★★かき氷や宿の食事など、おいしそうな場面がたっぷり。
おすすめ度★★★★★何もしない休日に観たい一本。

特に高いのは、癒し度と旅気分。
浜辺でビールを飲んだり、かき氷を食べたり。
そんな何気ない時間を見ているうちに、「休日って、別に何もしなくてもいいのかも」と思えてくるところが好きな映画です。

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「観たら元気いっぱいになる」というより、ソファに座っていた体から少しずつ力が抜けていくような映画。

作品情報

項目内容
作品名めがね
公開日2007年9月22日
製作国日本
上映時間106分
ジャンルドラマ・コメディ
監督・脚本荻上直子
主演小林聡美
出演市川実日子、加瀬亮、光石研、もたいまさこ、薬師丸ひろ子
音楽金子隆博
主題歌大貫妙子「めがね」
配給日活
はむ
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忙しい日が続いてるそこの君、タエコと一緒に浜辺で癒されよう。

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